浩正のお通夜NOTE

2017年06月16日

必ずしも避けるとは限らないことを知る

冠婚葬祭では、古くからの習わし、風習などを元に行うことがあります。何となく意味が分かるものもありますが、昔から行われているからと意味も分からずに行うこともあります。お葬式といえば友引に行うことはあまり効きません。

これは昔からこの日に行われないことが習慣化されているからです。六曜の一つとされ、旧暦正月にの1日が先勝でその次の日となっています。そもそもの意味は、先勝と先負の間なので勝負無として、中国の占いなどで用いられていました。

その後漢字から友を引き寄せる意ととらえられます。結婚式は、友にご縁を与えることから良い日とされますが、葬儀の場合は友を一緒にメイドに連れて行くとの迷信が広まります。それが今も残されています。では葬儀の前に行われるお通夜は行っても良いかです。

連続的に行われ香典などの受け渡しもあるので、同じような行事ととらえがちです。でも両者の儀式は意味合いが異なります。こちらはあくまでも故人と遺族とが別れを確認する時間になります。ですから、故人がどんどん離れていくとは考えられていません。

葬儀の場合は、火葬によってこの世の存在でなくなることから良くないとされますが、お通夜の日取りとしては問題はないとされています。

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